新宿区議会第3回定例会が、平成21年9月17日から10月16日まで開かれました。

区議会公明党は、代表質問（中村しんいち）や決算特別委員会の審議を通して、喫緊の課題である“新型インフルエンザ”対策をはじめ、子宮頸がん・乳がんの無料クーポンの利用促進、さらに新宿区独自の「女性健康手帳」「女性健康センター」構想などを、実現させる運びとなりました。

代表質問　中村しんいち

「婚活」少子化対策の第一歩は若者の出会いサポートから！

　男女の出会いの場として「30歳の集い」などの事業を、工夫できないか？
　若者支援という点で重要、取り組む施策を検討します。
　結婚応援事業のような支援も必要では？
　今後、さらに「大都市新宿」の特性を踏まえ支援します。

家具の転倒防止を一層推進します！

　家具類の転倒防止器具の設置目標を段階的に設定し、区の負担で高齢者・障がい者等の災害弱者から設置を進めてはどうか。
　低所得の高齢者や障がい者等を助成対象に加えるのも効果的手法の一つ。他区市の取組みも参考に具
体的手法を検討します。

 

保育園待機児童の解消策について

　緊急策として幼稚園舎を活用した、期間限定の「保育ルーム」（0歳・１歳）を、2ヶ所選定した理由は？
　特に待機児童の多い牛込地区に”鶴巻幼稚園舎“、中井駅に近く利便性の高い”落合第五幼稚園舎“を決定しました。

●その他に「平成20年度決算の評価・今後の財政運営について」「町会・自治会の活性化について」「父子家庭支援について」「あいじつ子ども園について」「コミュニティ・スクールについて」等を質問しました。

一般質問　鈴木ゆきえ

新宿駅東西自由通路とサブナードの延伸について

　新宿駅東西自由通路を「みどりの回廊」の一部として緑化しては？
　東口広場も合わせ、みどりや風を感じる空間となるよう、検討します。
　サブナード延伸を早期に進めるべきでは？
　回遊性の向上を図るため、整備を促進していきます。

一般質問　有馬としろう

区政情報の発信と情報のバリアフリー化について

　多くの方への情報提供のため区独自の情報発信の創意工夫をすべき。
　二次元コードを記録した「（仮称）モバイルしんじゅくカード」を作成し区役所等で配ります。
　視覚障がいの方が利用する施設等が多い高田馬場駅周辺で、ICT（情報通信）技術を活用した取り組みを検討すべきでは？
　今後の技術革新の動向を見守りながら検討を進めていきます。

 

決算特別委員会　9月24日〜10月6日

第一次実行計画の初年度に当たる平成20年度は、直面する区政課題に積極的に対応し、特に、セーフティネットの構築の重点化など、適正な決算であったと評価して、賛成しました。

地上デジタル放送移行への積極的な取り組みをすべき！

　ビル陰などの電波障害対策や、経済的負担軽減策など、地デジのことをなんでも相談できる総合相談窓口を常設すべきでは。
　10月から区役所本庁舎１Ｆで月２回程度の相談窓口を開設します。常設は、今後の相談状況をみて検討。

在宅療養の体制整備について

　在宅療養を支える、かかりつけ医の推進状況は？
　ここ数年減少しています。
　夜間往診事業は在宅療養の柱ではないか？
　先駆的事業と認識しています。応援しながら見守っていきます。

食育の推進について

　食育は、心身の健康増進や人間性の形成に大きな役割を果たします。更なる取り組みを。
　イベントやホームページを活用し、推進していきます。
　「早寝、早起き、朝ごはん」運動を楽しく取り組める工夫を。
　家庭教育学級や、親子で楽しく取り組めるよう拡大を図っていきます。