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全国で東日本大震災の教訓を踏まえ、防災対策を見直す動きが活発化している。国の防災基本計画に、政策方針決定過程や防災現場には女性の参画の拡大が必要であると明記された。生活者の視点や地域での多くの人脈を持ち、地域のことをよく知る女性たちが、担い手として力を発揮できる仕組み作りが必要。(1)新宿区防災会議に女性の意見を反映させる為の会議体を設置してはどうか。(2)避難所運営には、男性・女性の責任者がともにいることが重要。女性の責任者やコーディネーターの配置を。(3)避難所での男女別トイレや間仕切り等、女性の視点を取り入れた具体的な現場のシミュレーションを行うべき。(4)「災害と男女共同参画」についての今後の検討は。
(1)「男女共同参画行政推進連絡会議」や、学識経験者、町会長、民生委員、公募区民等で構成する「男女共同参画推進会議」を活用して防災会議に女性の意見を反映させる。(2)「避難所運営管理協議会」に女性の責任者やコーディネーターを配置し、女性の視点からの避難所運営体制づくりを行う。(3)「間仕切り」の備蓄、避難所運営管理訓練での女性専用スペース・男女別トイレの設置、女性の視点に基づく避難所運営のシミュレーション等を検討する。(4)「女性の視点を取り入れた避難所の整備」を新たに「第二次男女共同参画推進計画」の目標に対応する事業とした。連絡会議や推進会議での意見を防災会議に繋げ、災害時の女性の人権や参画等に配慮していく。
伊那市との友好都市交流の推進
区は高遠町時代より長年にわたり伊那市との深い友好を育んできた。(1)区政モニターアンケート調査では、伊那市との友好都市協定を7割以上が 知らない と、3.11に起因した乳幼児用飲料水不足の際の伊那市からのミネラルウォーターの支援については9割以上が”知らない”との結果だった。アンケート調査結果の検証は。(2)昨年からスタートさせた「30歳のつどい」に、伊那市の若者との「交流の場」を設定してはどうか。
(1)交流内容を知ってもらえるよう、調査結果を踏まえた改善を進める。(2)次回開催にあたっては、伊那市との友好関係が深まるよう「交流の場」について伊那市と協議し進めていく。
(1)高齢者向け行政サービスの情報は、区や社会福祉協議会が冊子やチラシを作成・配布し周知しているが、意外と知られていない。情報を効率的・効果的にまとめ、更に充実した人生を送っていただけるよう(仮称)老いの支度読本として配布してはどうか。(2)高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種への公費助成の早期実現を図るべき。
(1)24年度中に、情報を分かりやすく一体的に整理した冊子の作成を検討する。(2)65歳以上の方と呼吸器系の慢性疾患や腎不全等の基礎疾患のある方を対象とし、医療機関での平均的な価格である8,000円の半額を公費助成し、予診票は対象者に送付することが望ましい。新宿区医師会と協議し、24年度内の早期実施に向け検討する。
この他に、「第二次実行計画及び今後の財政運営」「『低炭素都市新宿』の実現」「第三次新宿区子ども読書活動推進計画」について質問がありました。
一般質問 豊島あつし
(1)子ども園における幼児教育の質の確保に向けた取組みを推進すべき。(2)子ども園での保護者会活動に対する不安を解消するための対応を検討すべき。
(1)保育園、幼稚園、子ども園の交流保育、職員の合同研修や相互の派遣研修等、交流を更に充実していく。(2)「四谷子ども園」での具体的な事例等を広く紹介できるようにする。
一般質問 中村しんいち
(1)歩行者と自転車が混在する危険な歩道の走行空間の整備を。(2)駅周辺への短時間無料駐輪場の整備が求められている。「(仮称)新宿リサイクル活動センター」に短時間無料駐輪場を。
(1)自転車走行空間の整備が可能な道路については検討していく。(2)「(仮称)新宿リサイクル活動センター」の地下に設置する駐輪場についても、一部を時間利用できるよう整備する。