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議会だより

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新宿区議会第4回定例会が、11月30日から12月9日まで開かれました。
学校避難所の防災強化 平成26年度から実施

第三回定例会が、平成25年9月19日から10月16日まで行われました。ここでは、本会議や決算特別委員会で議論されたもののうち、首都直下地震などの大規模災害に備えて、大きく前進した対策について、ご紹介致します。

窓ガラスには飛散防止 フィルムを貼る

体育館の天井や照明器具などの落下防止

学校の体育館は、児童・生徒等の学習・生活の場であるとともに、災害発生時には、地域住民の応急避難場所ともなるなど、重要な役割を担っています。
区議会公明党では、これまでも体育館における非構造部材の耐震化を訴えてきました。更に文部科学省からは「公立及び国立学校施設における天井等落下防止対策の一層の推進について」という通知が8月7日に出されました。
そこで本定例会では、この度の財政支援制度を積極的に活用し、速やかに対策を完了すべきとの提案を行いました。
それに対し、区は体育館の古い吊り天井については撤去工事を行うこと。照明器具については、揺れ止めワイヤーで補強し落下防止対策を行うこと。バスケットゴールについては、ボルト等の締め直しを行うこと。窓ガラスについては、飛散防止フィルムを貼るなどの補強改修工事を平成26年度から順次実施していくとの答弁がありました。


新たに西新宿5丁目が”不燃化特区”指定

新たに加わった地区(西新宿五丁目)来年度からスタート! 他の地区も要望書を提出


木密地域での延焼火災を抑えるために東京都が推進する不燃化特区事業=Bこれまでも区議会公明党では、都への申請を推進してきました。そして この度、西新宿五丁目が新たに不燃化特区≠ニして指定されることに。今後も若葉・須賀町地区や赤城周辺地区などの不燃化を推進します。


耐震工事費用への委任払い制度を拡充

非木造建築物の耐震化の重要性非木造建築物の耐震化に対して負担を軽減

公明党が実現した木造建築物の耐震化工事助成の委任払い制度。非木造建築物にも拡充すべきと訴えました。区から支払制度全般に渡って、委任払いできるよう見直すとの答弁がありました。



生活再建の手続きをスムーズに

罹災証明申請書(個人用)速やかに罹災証明書を発行するための体制を確保

罹災証明書は、住宅が著しい被害を受けた世帯に支給される「被災者生活再建支援金」を受ける際に必要となります。そこで本定例会では体制づくりを提案。区からは、建物被害調査の経験のない職員でも調査が可能な「被災者生活再建支援システム」を今年度中に導入する等の答弁がありました。

代表質問 中村しんいち

持続可能な社会保障、介護保険制度

質問中村しんいち 超高齢化社会の到来に向け、持続可能性を高める社会保障制度の改革が求められている。(1)本年8月、介護・医療・年金などの社会保障制度全般の改革に関する「プログラム法案」の骨子が閣議決定され、負担増も伴う改革の具体化が議論される。介護給付・負担額・保険料の検討は、給付額(費用)を介護サービス別に一人あたりで示して「見える化」するなど、情報公開を進めた上で行うべき。(2)在宅ケア普及のため、看取りまでも意識した医療・介護の連携による24時間定期巡回・臨時対応型訪問看護や複合型サービスの充実を。(3)制度改革による改正が反映される27年度からの「第6期介護保険事業計画」には、37年度までの中長期的な目標設定が求められる。要支援を介護保険から区市町村の地域支援事業に移行する案もある中、計画の実行性を高めるための体制強化を。

区長 (1)広報等を活用して、具体的な数字を紹介しながら、サービスと負担の関係を明らかにするなど、分かりやすい情報提供に努め、「見える化」を進める。(2)病院と地域の介護関係者との合同研修会など、お互いの顔が見える場づくりなど、在宅で安心して生活ができるよう、地域包括ケアシステムの確立を最優先に取り組む。(3)今年度のニーズ調査結果や制度改革の内容を踏まえ、区民に有益で実効性の高い計画策定に努める。中長期的な施策に対応できる組織体制の整備・見直しも検討する。

住環境の安全対策

質問 違法貸しルーム(脱法ハウス)とは、貸倉庫や貸オフィスなどと称して届出されている建物に、間仕切りして多くの人を居住させ、防災関係規定に違反しているもの。火災時に多数の犠牲者が出る危険性が高いことから、社会問題化している。是正には、物件の用途・運営者の把握、適用規定の判断、入居者の転居などに相当の時間を要することなど、多くの課題があり、近隣住民にも不安を与えている。迅速で粘り強い対応を。

区長 建築基準法違反の建築物には、是正のための改修や使用をやめること等を強く指導している。違法性が確認できなかった建築物は、本年9月に国が示した判断基準に基づき、早期に是正されるよう強力に指導する。


学校施設の防災機能の強化

質問 震災時の応急避難所である学校は、安心して身を置ける場所として非構造部材も早急に耐震化すべき。(1)建築基準法施行令改正の趣旨等を踏まえ、屋内運動場等の吊り天井の耐震化計画を立てるべき。(2)屋内運動場等の照明器具やバスケットゴール等の整備計画は。
区長 (1) 富久小の屋内運動場は26年度当初から、西早稲田中の屋内運動場・武道場、新宿中のエントランスは26年度夏季休業中に改修工事を行う。(2)照明器具への振れ止めワイヤー補強による落下防止、バスケットゴールのボルト等の締め直し・劣化箇所交換、窓ガラスへの飛散防止フィルムの貼付を26年度から順次実施する。

 この他に、「平成24年度の決算と今後の区政運営」「改正災害対策基本法と区の取組み」「食物アレルギー対策の充実」について質問がありました。



一般質問 井下田 栄一

高齢者の社会的孤立の防止

質問 孤立化の減少は、孤立死防止につながる。(1) 男性独居高齢者が社会から孤立しがちである実態を踏まえ、社会につながりを持たせるための工夫を。(2)シニア世代の活躍の場の検討を。
答弁 (1)講座の工夫や技術・特技を生かせるボランティア活動の紹介など、男性高齢者に配慮した取組みを行う。(2)高齢者施設間の情報共有を推進し、講座の周知などを通して働きかける。

一般質問 豊島あつし

現役世代の社会参画とプロボノ

質問 プロボノは、現役世代が社会参画・地域貢献に関心を持つきっかけになる。地域活動の活性化のために、プロボノへの潜在的なニーズを活用して現役世代への働きかけを検討しては。
答弁 プロボノは、地域課題解決に向けた有効な取組みと認識。関係機関等との情報交換の機会を活用して活動状況を情報収集し、新宿NPO協働推進センターとの共有や把握・分析をしていく。 

一般質問 小松 政子

外濠・牛込地域の観光施策

質問 (1) 旧江戸城外濠跡・四谷御門に面しているJR四ッ谷駅前の再開発は、本年度末に計画決定予定。計画の中に、水と緑豊かな外濠を組み込んだ江戸の町並みの再現を。(2)都営大江戸線・牛込柳町駅に新設される出入口に、市谷柳町の「試衛館跡」を宣揚する案内板等の設置を。
答弁 (1)施行者等と協議する。(2)都営地下鉄側と周辺案内図等への掲載を協議する。