区民参加による外部評価委員会では、事業のあり方や必要性が区民視点で検証されている。(1)41の計画事業と69の経常事業に対する今年度の外部評価への感想は。(2)外部評価での指摘をどのように事業の見直しに反映させているのか。(3)区有施設の大規模改修等を控え、減災社会の構築や新たな施設需要に応えるには、行財政改革の視点で現状を把握・検証するための「施設白書」を作成するべき。
(1)行政評価の仕組みを日常の業務マネジメントに組み込み、不断の見直しにつなげ、区民視点で分かりやすい行政評価に努めていきたい。(2)各所管課では、評価結果を踏まえて検証し、改善の方向性が明確なものは直ちに実行計画や予算要求に反映させている。検討を要するものは、総合的に判断し、事業のあり方等の考え方を明らかにしている。(3)160にも及ぶ区有施設のうち築30年以上が過半数。管理経費や維持修繕・大規模修繕費用等は、財政に大きな影響を与える。他自治体の例やコスト試算手法を研究し、施設白書の作成や施設のあり方の視点を行政評価へ導入することを検討していく。
「若者のつどい」の更なる発展を
11月9日に新宿文化センターで開催された「若者のつどい」は、ゲストに歌手のクリス・ハートさんを迎え、ステージ発表やフロア企画、行政情報コーナーなど盛況だった。継続的な実施により、若い力を更に結集していくことが可能と考える。(1)集客確保のための事前告知など注力した点と次回配慮すべき点は。(2)若者の団体・グループが活動を発表できるよう参加型とすることで、イベントの付加価値が高まる。新たにステージ発表などを企画されたことの成果は。(3)行政との接点が少ない若者世代が行政・地域との関わり、若者同士のつながりを深める場として更に発展させることが望ましい。今後の方向性は。
(1)約850名が来場。町会等への掲示板掲出依頼や関係者への声掛けなど周知への工夫、若者が共感するメッセージを発信できるアーティストの招へいに注力した。魅力あるプログラムを検討し、周知を工夫していく。(2)区内の大学・音楽専門学校等から12組が出演した。歌に取り組む若者の素晴らしさの発信や出演者同士の交流も深めることができた。(3)行政情報コーナーを活用した若手職員が活躍できるような工夫や地域活動の情報提供など、更なる充実に向け取り組む。
(1)学習意欲の向上や学習習慣の確立につながる自学自習支援の進捗状況は。(2)平成19年4月から学校教育法に「特別支援教育の推進」が規定され、全校で支援を充実させることになった。区では「特別支援教育課題検討委員会」で具体的な検討が進められてきた。国の調査では、特別な教育的支援が必要な児童の割合は7.7%だが、区の情緒障害等通級指導学級の利用児童は1.3%。支援を要する児童・生徒が適切な支援を受けられるよう、早急な体制整備を行うべき。
(1)インターネット等を利用した調べ学習の仕組みは全校に整備され、活用が広がってきている。主体的な学習習慣を定着させる取組みを推進するための具体策を検討していく。(2)利用者が増加傾向であるため、現状では受入れが困難であり、地域に偏りがある。四谷・牛込地区への通級指導学級の平成27年度開設を検討している。
一般質問 中村 しんいち
(1)高齢化が進む公営住宅には、若年世帯を混在させるなど、(※)ソーシャルミックスによるコミュニティの活性化促進が重要。都へ要望を。(2)公営住宅の代表者が集い、情報交換などを行うことで地域課題の解決につながる。開催に向けた後押しを。
(1)ソーシャルミックスに配慮した募集を行うよう要請する。(2)自治会の意向等を踏まえ、開催への支援の方策を検討する。
※【ソーシャルミックス】(社会的混合)地域の住民構成が偏在しないように、年齢・世帯構成などが異なる人々が同地域で交流して暮らせるようにすること。
一般質問 有馬 としろう
(1)公園への意見や要望が増えている現状では、一定のルールづくりが急務。課題解決への取組みを。(2)新宿中央公園の活性化には、常に利用者で賑わうような施設整備が必要。フットサルコート設置の進捗状況は。
(1)地域や関係団体等と連携しながら公園ごとのルールづくりに取り組む。(2)26年度中の整備に向けて、規模や仕様、管理運営方法等の検討を進める。
一般質問 北島 敏昭
平日の日中は、中学生や教員も各避難所の重要な担い手となる。学校と地域が一体となった訓練を行えるよう、教育課程に防災訓練を位置付けるべき画決定予定。計画の中に、水と緑豊かな外濠を組み込んだ江戸の町並みの再現を。
来年度、一部の中学校で教育課程に防災訓練を位置付け、避難所運営管理協議会の訓練に生徒が参加することを検討している。モデル実施を踏まえ、地域と調整しながら、他校にも拡大していく必要があると考える。