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約200人の方々が参加
首都直下地震が想定される中、いざという時の水の確保は非常に重要なテーマです。
しかし、東日本大震災では「一番苦労したのは水がなかったこと」との現地の声からも、給水にはたくさんの課題が存在しています。
実際、震災直後の現地では断水で水道が使用できないため、飲料水、手洗い、風呂、トイレ、そのすべてが不能となり、復旧に一カ月を要しました。
そこで、仮に首都直下地震が発生した場合のこうした断水被害を緊急の課題と捉え、「消火栓」から水を取り出す仮説給水方式による住民への直接給水など、新宿区と東京都水道局による合同の応急給水訓練が五月二十四日、百人町ふれあい公園で行われました。
当日は区民防災組織のメンバーや地域住民など、約200名の方々にご参加頂けました。
その模様はテレビでも放映され、首都直下地震における水の重要性が再認識されていました。
仮設給水方式(消火栓からの給水)
消火栓による住民への給水について、昨年、都議会公明党が災害時に身近な場所の消火栓を活用できるよう提案したものです。
新宿区内にある約3、600の消火栓のうち、周辺の立地条件等を考慮して選定された消火栓、ないし災害時に使用可能な消火栓に、仮設の給水栓を取り付け、直接住民への給水を行います。より多くの住民に水を提供することが可能になります。
消火栓を使用した仮設給水方式は、今までの拠点給水方式や車両による給水方式を補完する有効な手段です。今後は、災害時に少しでも多くの消火栓で給水できるよう、訓練の実施や器具の配備、地域で運用できる仕組みづくりを推進してまいります。